コスト削減を実現する工法転換のご提案
コスト削減は金属加工メーカーの至上課題
金属加工メーカーにおいて、コスト削減は常時、大きな課題と言えるでしょう。
どの会社においてももちろん生産性の向上、原価低減の取り組み活動は進めているでしょう。常に取り組みを継続的に評価し、改善していくことで同業他社との差別化や競争力を高めることができると考えます。
以上のことからも、コスト削減を目指す上で、プレス加工で製品仕様を満たすのであれば、生産性の高いプレス加工への置き換えは必然的な流れとなります。
コスト削減の重要要素として以下の3つが挙げられます。
1.素材の見直し
2.加工工法の見直し
3.加工技術の見直し
樋口製作所は品質を保ちながら工法転換いたします
樋口製作所では、加工工法の見直しによるコスト削減において多数の実績を残しています。加工工程=機械加工工程と言っても過言ではありません。
工程が増えるほど、人件費や設備費などがかさんでいくということは、いうまでもありません。
しかし、安易に加工工程を削減すると、品質の低下に繋がります。そのため、製品の品質を保ちながら工法転換する高い技術力が必要です。
樋口製作所で実現するコスト削減ための工法転換
樋口製作所で実現した工法転換事例をいくつかご紹介します。
工法転換 事例1:鉄製品の工法転換を実現しました。
鍛造 + 切削が必要な製品において、プレス成形への工法転換を実現しました。
プレス加工は、高い精度で製造できるとともに、高加圧を与える事が出来る為、鍛造や切削加工の工法転換に適しています。
また、生産性が非常に高いこと事もプレス加工の特徴です。プレス加工の中でも生産性の高い、順送加工であれば1分間に60個以上の製品を生産することが可能となります。この技術により1時間あたり3,600個も生産できる体制が整い、大幅な生産性の向上が見込めます。
プレスへ工法転換する事により、従来と比べ30%のコスト削減を実現しました。
工法転換事例 事例2:非鉄製品の工法転換を実現しました。
アルミダイカストからプレス加工への置き換えにより大幅な生産性向上が見込めます。
ダイカスト品と比較し20%の軽量化を実現しました。
ダイカスト特有の板厚増減部に関しては、プレス成形時に凹凸をつけるなどの工夫により、強度面においてもアイデアで解決することができます。
また、ダイカストでは量産時に金型を作り直す過程(更新型)が必要ですが、プレス金型では不要となります。生産性、コスト面においてもプレス加工へ置き換えることは大きなメリットをもたらします。
また、脱炭素社会への貢献も可能となります。
昨今、各企業においてカーボンニュートラルへの取り組みが進められています。プレス加工は、ダイカストに比べ、圧倒的にCO2の排出量が少ない手法です。
次に、工法転換の実現に向けた手順をご案内します。
はじめにダイカスト図面の製作からスタートします。プレス加工ではできない寸法は設計担当者と相談し、プレス加工が可能な寸法へ変更し実現できる形状や寸法へと工夫を重ねていきます。この緻密で繊細な工程こそ、樋口製作所の得意とするところです。
ダイカスト製品の工法転換は、次のような手順で行われます。
初めに顧客と、ダイカスト図面を基に打ち合わせを行います。プレス加工では出来ない形状や寸法は、顧客と相談し、使用される用途、必要な寸法を考慮しつつ、プレス加工が可能な形状へ変更していきます。この緻密で繊細な提案こそ、樋口製作所の得意とするところです。
工法転換 事例3:ヒシメタルの絞りによる表面処理レスを実現しました
金属板にプラスチックフィルムをコーティングした材料で絞り加工を行います。
コーティング材のまま加工することで、表面処理レスが見込めます。
このことにより、表面処理を見込んだ寸法設計が不要になります。そのため、表面処理で発生する不具合が発生しにくくなるメリットがあります。
たとえ工法転換によってコストダウンが実現できたとしても、品質に低下が見られると製品としては本末転倒です。
【高い品質を維持したまま、工法転換を行う】ことこそが至上課題となりますが、そのためには高い技術力が必要です。
樋口製作所では、お客様のニーズや課題感についてお聞かせいただき、コスト・品質・製品の機能面など、あらゆる角度から現状の製品を超えるご提案ができるよう、専門チームで充分な検討を重ねた上で、お客様にとって最適な工法転換をご提案いたします。
【お客様のお困りごとを技術力で解決する】樋口にぜひ一度、お客様のお困りごとを預けてみませんか?
多くの工法転換の実績がある為、
『これは不可能』といった固定概念にとらわれず、まずはご相談ください。
変化がスピーディかつ激しい時代、
樋口製作所は、お客様の要望も多種多様化する中で、しっかりとお応えしていくためにも、これまで培ったノウハウに加え革新する最新技術、あらたな開発技術を融合させて新たなものづくりスタイルの確立を目指します。
ご相談は創業86年、蓄積されたノウハウと革新的な技術開発の樋口製作所へ!
樋口製作所創業時からこだわり続ける深絞りの技術をはじめ、様々な技術で新しい価値創造を実現します。
確かな設計と加工のプロである樋口製作所であれば、経験豊富な技術を元に精度の高い加工対応が可能です!