樋口製作所

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2023.10.01 工法転換サーボプレス

サーボプレスで叶える工法転換と活用事例

サーボプレスとは

現在は、軽量化ニーズから、アルミダイカスト部品からプレス加工への工法転換のニーズが増えており、各社独自の取り組みに注目が集まっています。樋口製作所においても、顧客ニーズに対応できるよう、日々課題克服に向けて取り組んでいます。
600トン 門型サーボプレス【TRF型】コマツ H2F600

600トン 門型サーボプレス【TRF型】コマツ H2F600

サーボプレスは、従来のハイドロリック(油圧)プレスに比べて高精度で、より繊細な動作制御が可能です。サーボモーターが高い精度と反応速度を持っていることにより実現しています。サーボモーターは、電気信号に応じて正確な位置や速度で回転することができ、その特性を活用してプレス機の動作を制御します。 従来の工法と比較して、サーボプレスではサーボモーターによって直接的に力が制御されるため、より精密でスムーズな動作が可能です。高品質な製品の製造や、微細な加工が要求される場に適用されています。 サーボプレスは加圧力・ストローク(加工位置)・速度を自在に制御可能 多彩なモーションが可能となり加工に合わせて適切な加工が選択できます。 油圧プレスでは難しい“空走時には速く、加圧時のみゆっくり”といったモーションが可能で、量産時に生産効率が上がります。

樋口製作所での取り組み

樋口製作所では、ダイカストからプレス成形への工程変換を実現し、すでに量産化を行っています。 従来品と比べると、重量約20%減を実現。 また、大幅な生産性の向上を可能にしました。 車載用ECU(Engine Control Unit)のカバーとしてすでに量産化を実現しました。 このように、軽量化ニーズに応えつつ、コストカットに繋がる技術を開発しています。 アルミ ダイカスト部品からプレス加工へ の工法転換のニーズに応えるべく、金型への凝着や形状変化の予測の難しさなどの課題克服に向けて日々開発を進めています。 ※CFRTPプレス成形はこちら ※プレス設備情報はこちら ご相談は樋口製作所へ! 設計と加工のプロである樋口製作所であれば、経験豊富な技術を元に精度の高い加工対応が可能です! お問合せはこちらまで